どのように、社員教育のプログラムを組めばよいでしょうか?
企業様のパワハラ研修・パワハラ防止、その他社員研修ご相談を承っております。
メール・電話窓口は以下から!
私たち職場環境改善工房は、以下のお電話で、企業様や個人さまのハラスメント対応の相談を承っております。
対応時間は、平日の10:00~18:00です。※但し、すぐに出られない時がありますので、その時は折り返します。
また、メールでのご相談は、以下からも可能です。
ちなみに、ご相談に対応するコンサルタントのプロフィールは、こちらになります。
目次
社員教育で大事なのは、目的
社員教育において、大事なのは「なぜ、それを行うのか」目的意識をはっきりと植え付けていくことです。
社員教育の最大のデメリットは、会社の命令で受けさせられている!ということです。
社員教育の最大のデメリット
会社の命令で受けさせられている!
(やらされている)
意外と、この現状と向き合っている企業は少ないのです。心の奥底から意欲をもって社員教育に取り組んでいる社員は少なく、また、そこから自分を成長させようとする人も少ないのです。
ですから、研修は、必ず目的を明確にしておかなければなりません。言い換えれば、目的こそが社員教育のプログラム作りの核となるものです。
私たち、職場環境改善工房の社員教育の考え方
私たちは、もともと「パワハラ相談」から事業をはじめています。それ故に、「ハラスメントの無い会社とは」という考え方から、社員教育を提案しています。
ハラスメントの無い会社の定義
- 経営理念・指針・ビジョンが明確で、
- 働く上で心身の健康が維持しやすく、
- 社員間のコミュニケーションが円滑で、
- ひとりひとりの能力が輝くことによって、
- 経営が改善されていく会社づくり
企業や会社は経済活動をしていますから、単に「コミュニケーションを良くする」「明るい職場である」というだけではなく、何のために経済活動をするのかを明確にして、そのためにコミュニケーションを良くして、常に経営環境や体質が改善されていく好循環を作り上げていくということが大事です。
ですから、こういう目的基準を設けて、そこから、プログラムを作っていくことが大事です。それぞれについて述べていきましょう。
経営理念・指針・ビジョンが明確で、
経営理念とは、「自社と関わる全ての人を幸せにする法則」だと私たちは考えています。・自分たちがどのように自分たちを幸せにしていくのか。・どのように仕入先・取引先・顧客・下請会社などを幸せにしていくのかを明確にしているものです。
そして、経営理念の下で、ビジョンを明確にしていきます。私たちは、経営理念とビジョンと人材育成の関係というものを以下のように考えています。
つまり、経営理念を前提に、「人をどうしたい」の想いから、ビジョンの実現へと結び付けていくことが大事です。
そして、ビジョンとは、具体的に以下のようなものとも言えます。
経営の方向性は、社員教育にとって、非常に大事なことなのです。
働く上で心身の健康が維持しやすく、
心と体の健康を維持するためには、
- 自らの意思で、健康を維持すること。
- 職場の助けで、健康維持ができること。
の二つの側面が必要です。職場において、健康維持のサポート環境を作っていくことは、とても大事です。
特に最近では、「うつ病」などのメンタル疾患に陥らないような環境づくりが大切になってきています。
今の職場というのは、この両輪から社員の健康を保とうという環境がありません。
社員間のコミュニケーションが円滑で、
コミュニケーションを円滑にすることは、企業経営にとって、無くてなならないものです。
一言で言えば、「認め合う関係」を努力して構築して行くことが必要なのです。
しかし、人はどうしても「自分だけが良ければよい」というコミュニケーションを取りがちです。
私たちは、ハラスメントの心理を次のように定義しています。
ハラスメントの心理
相手の価値や存在を下げて、自分だけが心理的優位に立とうとする
「自分だけ」なので、ここには、「愛情」も「認め合い」も「ふれ愛」もありません。その結果、パワーロス、マネーロス、タイムロスを招いていくのです。それは、会社経営にも影響が出てくることなのです。コミュニケーションは、相手の存在や価値をキチンと褒めることが大事なのです。
実は、相手の肯定感を高めていくことが、活気あり、非常に効率的なチームが出来上がっていくことにも繋がっていくのです。
ですから、コミュニケーションには、相手の肯定感を高める=「褒める」ということが大事なのです。
ひとりひとりの能力が輝くことによって、
この「能力が輝く」とは、私たちは「成長し続ける」と言い換えることができると思っています。
意思をもって成長することで、能力が輝く
この「意思をもつ」とは、数年後の自分はこうなっている!という意思をもつことです。いわば、自分の人生ビジョンを描くという事なのです。
私はこうなる!という動機づけをすることで、そこに対する自分の現在地と、問題を認識し、克服するためにすべきことを明確にして実践していくことが大事なのです。
- 私はこうなる!(人生ビジョン)
〇知力・・・(こういう知識を身につける!)
〇体力・・・(これだけの体力を身につける!)
〇気力・・・(これだけの気力を身につける!)
〇技の力・・(これだけの技術を習得する!)
〇意志の力・・(意思をもって行動する!)
〇愛の力・・(こういう愛溢れる人になる!) - 今のあなたの現在地=問題は?
こうなりたい!という姿を元に、自分の現状=問題と向き合う。
問題を問題として捉えるから、何をどうすべきかが分かってくる。
なりたいのに、なれていない状況は、実は悪いことではない。それを放置せず、問題として捉え、克服しようとすれば、それは成長に繋がる。だから、「こうなりたいのに、今の自分はどうだろう?」と思い続け、現在地を知り続けることは、成長にとって欠かせないことである。 - 問題を克服するためには、何が必要?
問題を認識したら、それを克服するために何が必要かを明らかにしていくことが必要です。
・こうであれば、この問題が解決できる
この、「こうであれば、」を想像することが大事なのです。しかも、この「こうであれば、」は様々な角度で見ていけばいくほど、より具体的になっていきます。
〇こういう人間関係であれば、この問題が解決できる(ヒト)
〇こういうものがあれば、この問題が解決できる(モノ)
〇こういうお金があれば、この問題が解決できる(カネ)
〇こういう時間があれば(若しくは、時間の使い方をすれば)、この問題を解決できる。(時間)
〇こういう空間(環境)があれば、この問題を解決できる(空間)
〇こういう方法・手段があれば、この問題を解決できる(方法・手段)
〇こういう愛情があれば、この問題を解決できる(愛情ストローク)
この、・ヒト ・モノ ・カネ ・時間 ・空間 ・方法手段 ・愛情ストローク をコミュニケーション経営7つの法則と私たちは呼んでいます。
基本的には、この7つの視点から、問題解決するために何が必要かを明確にしていくと、より具体的になっていきます。具体的であるという事は、実現可能性が十分にあるという事でもあります。 - 必要なものを手に入れるために、どういう事を実践するか。
簡単に言えば、「必要なものを手に入れるために、なにをすればいいのか」を明確にして、実践することです。
何事も、「実践し続けるから、手に入る」のです。だから、こういう〇〇を手に入れるために、どういう事を実践するかを明確にして、実行することが大事です。一番大切なことは、実践をしていく!ということです。
実践の具体化までしていくことが大事なのです。
経営が改善されていく会社づくり
実は、真に人間関係が良くなっていくと、経営体質が良くなっていきます。簡単に言えば、こういうことが起こるのです。
人間関係が良くなることで、起こる経営上のメリット
- パワーロスが無くなる・・余計なことに力を注がなくなる。
- マネーロスが無くなる・・無駄なお金がかからなくなる
- タイムロスが無くなる・・無駄な時間がかからなくなる。
要は、良好な人間関係ができてくると、自然とチームとして業務に集中できる環境が整ってくるので、結果的に経費削減に繋がったり、売り上げアップに繋がったり、数字上で経営体質が改善されているのが、目に見えて分かってくるのです。
ここに、私たちが行った社員教育の例を挙げます。
社員教育の実例
所在地:愛知県春日井市
業種:木工家具(主に商業用)の製造
従業員:35名ほど
教育概要:木工家具の製造では、おそらく日本で一番規模が大きい。社内マイスター制度を導入するにあたり、1~5年目の社員に対し、それぞれ3年ビジョンの構築を行った。
結果:若手社員の意識が向上し、年間人件費(労務費)が年間800万円削減された
このように、数字でも結果が出てくるのです。
課題を認識するプロセス=気づくプロセスが大事
じつは、私たちの社員教育構築において、大切にしている考え方があります。それを、成功アーチというカタチでまとめています。
成功アーチ
- どうありたいのか(理念)
- どうなりたいのか(ビジョン)
- 何を実現させたいのか
これらを明確にして、社員教育の体系を作っていくことが大事です。
この、「どうありたいのか、どうなりたいのか」を明確にしておくことの最大のメリットがあります。それは、「理想と現実のギャップが見えやすい」ということです。このギャップを知る力を身につけることで、検証の精度が高まっていきます。
振り返って、修正して、さらに成長していく!というサイクルを創るためには、「どうありたいのか どうなりたいか」を土台にすることが大事なのです。
ですから、社員教育のプログラムも、この「どうありたいのか どうなりたいのか」を土台にして、作り上げることの方が良いのです。
まとめ
社員教育は、「どうなりたい。どうしたい」を主体にプログラムを組み立てていくと、面白いような効果が出ます。
私たちは、未来に向けた社員教育のプログラムを提供しています。
社員教育でお悩みの企業様。是非、私たちにご相談ください。
有効な、社員教育プログラムをご提案いたします。
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