職場でのハラスメントを防止するためには、どういう心構えが良い?

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ハラスメントの無い企業の定義
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職場において、どのようにハラスメントを防いでいけばよいか、悩みどころです。もちろん、パワハラ防止法などの法律順守も大切ですが、それだけでは足りません。ハラスメントを職場から無くすためには、ハラスメントの本質を知り、未来から今をデザインし、「褒める」ことを継続してやっていく必要があります。このことをお伝えしていきます。

職場において、パワハラを防ぐために覚えておくべきこと。

職場において、パワハラを防ぐために必要なことは、実はシンプルです。

  • 相手を価値や存在を認める働き掛けやコミュニケーションをし続けること。

これに尽きるのです。これを一言で言えば、褒める という言葉に要約することができます。褒めると言っても、様々な方法手段があります。

ハラスメントを防ぐ基本は「褒める」

褒めるの手段 方法

褒めるの種類・愛情・愛する ・誉める 
・励ます ・ねぎらう ・拍手する 
・信頼する ・任せる ・評価する 
・敬う ・あやす ・手を振る 
・正直な気持ちを伝える ・真心を伝える。
・挨拶をする ・話しかける ・相手の話を良く聞く。
・相手の目を見る。・うなずく ・微笑みかける 
・仲間に入れる ・一緒に喜ぶ ・手紙を書く 
・電話する ・プレゼントする

ですから、様々な「褒める」を駆使し続けることが大切になってきます。そして、それを職場全体の風土として浸透させていくことが大事なのです。

根底にあるのは、「相手の気持ちを知ろうとして、理解すること」

そして、ハラスメントを防ぐうえで、大事なことは「相手の気持ちを知ろうとし続ける」ことです。そしてそれを言葉として理解することです。なぜ、そうなのか? それはハラスメントの心理から考えれば一目瞭然です

一方的なコミュニケーションの根底には、「自分だけを守る」という動機が潜んでいます。相手の気持ちを知ろうとしていないのです。ですから、自分がパワハラをしないために、普段のコミュニケーションでとるべきステップは、以下のようになります。

パワハラしないための、「褒める」4つのステップ

知って
相手の気持ちを知ろうとする。
分かって
相手の気持ちを言葉として理解する 「要は〇〇なのですね。」
認めて
相手の気持ちを受け入れる。
褒める
相手の存在や価値を認める働き掛け

相手の気持ちを知ろうとする動機から、気持ちを理解し、受け入れ、それを褒めるという手段方法で表現をしていくことが大事なのです。

職場にどう、「褒める」を活かすか。

「褒める」と言っても、問題がある場合は、指摘しなければいけません。ですから、相手の価値を認めていることを、相手に感じさせるレベルで表現したうえで、問題を指摘するのです。

一番良いのは、あるべき姿と現実のギャップを明確に示し、何ができていて、何ができていないかを明示し、できていない部分の問題を明確にし、どうすれば問題が解消できるかを指摘することが大事なのです。

ですから、あるべき姿と普段の行動の仕方が細部にわたって一致しているか、ずれたなら、どのように修正していくか、そして、その過程で、できてる部分はできるだけ多く褒めていくという事が大事なのです。

私たちは、職場のコンサルティングをするとき、「成功アーチ」というものを提供しています。

職場のあるべき姿を、細部まで明確化する

成功アーチ

基本的には、「どうありたいか」から、具体的に「どうなりたいか」状態目標を作り、それに向かっての手順などを数値目標として具現化していくことです。

これが具現化していけばいくほど、何が出来ていて、何が出来ていないかが明確になるので、できているところをより明確に褒めることができるし、できていないところについて、問題を明確にし、どうすれば改善できるのか明白になってくるのです。

簡単に言えば、「どうありたいか」がはっきりしていれば、褒めどころが満載で、ハラスメントなど無くなる!ということなのです。裏を返せば、どうありたいかが明確でない組織や、どうありたいかが明確でない個人は、ハラスメントが蔓延ったり、ハラスメントをしやすかったりするのです。

自分と、自分が関わる全ての人が幸せになる法則=理念を明確にすることが大事。

理念というと、「経営理念」を思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。そして、自社の経営理念を自分事のように感じていない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか? HR総合調査研究所が2013年に行った調査でも、それは明らかです。

経営理念を他人毎のように感じているという事は、実は、仕事における自分の軸がはっきりしていないという事なのです。自分の軸がはっきりしないという事は、相手のことも見えないという事です。つまり、「褒める能力が無い=無自覚のハラスメントを防ぎようが無い」という状態に陥るのです。

但し、経営理念の浸透を待っていては、時間がかかりすぎます。ですから、自分としての理念をもつことで、他者の価値観を認めて褒める能力を身につけることもできるのです。では、理念とは何でしょうか?

理念とは・・・・

理念とは、自分と自分の関わる全ての人が幸せになる法則である。

つまり、自分だけではなく、関わる全ての人が幸せになるために、「どう生きていきたいか」信念として明確にしていくことです。

役員なら役員として、管理職なら管理職として、一般職なら一般職として、理念をもって具体的に日々行動していくことが、実はハラスメントを無くしていく究極の王道なのです。

一人一人が自分らしく生きることが、ハラスメントのない社会の究極の姿であり、職場の姿である。

これは、職場でも同じことです。一人一人が自分らしく能力を発揮して働くことが出来たら良いわけです。

実は、私たちは、ハラスメントの無い企業の定義を明確化しています。

ハラスメントの無い職場の定義

大事なのは、自分がどうありたいのかを明確にすることと、相手がどうありたいのかを知って受け入れることです。これが職場全体に風土や仕組みとして浸透していけば、ハラスメントは無くなっていくのです。

まとめ

職場において、ハラスメントを防ぐためには、「褒める」コミュニケーションも大切なのですが、自分がどうありたいのか、職場がどうありたいのか、明確にしていくことが大事です。
未来を見据え、あらゆる人を幸せにしていくために邁進していくことこそ、ハラスメントを防ぐために必要な心がけなのです。

ハラスメント防止について、ご検討の企業様、是非、私たちにご相談ください。

ハラスメント防止の研修とコンサルティングを行っています。

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