パワハラする人の心理状態は、どういうもの?

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ハラスメントの無い企業の定義
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ハラスメントは悪いこと・・・でも、加害側は無自覚であることも多いのです。
では、どのようにして、ハラスメントをしてしまうのか、パワハラする人のその心理状態を見ていきましょう

パワハラする人の心理状態は、不安・怯えからくる「値引きの心理」がある。

誰でも不安や怯えに苛まれたくはないでしょう。また、不安や怯えを認めたくはないし、不安や怯えを素直に吐露する環境にもないでしょう。

実は、ハラスメントは不安や怯えを素直に出さずに正当化して引き起こされるのです。

自己正当ということは、「相手の存在や価値を下げて」「自分だけが心理的優位に立とうする」のです。これを値引きの心理と言います。

不安や怯えを「劣等感(コンプレックス)」ということもできます。コンプレックスを隠し、正当化をするために、ハラスメントをしてしまうのです。

他者否定感情(パワハラ加害の感情)

ハラスメントの加害する側は、動機として

  • 私正しい
  • 私悪くない
  • 私間違っていない

という欲求を持っています。そして、その欲求を満たすために、以下の言動をとるのです。

これは、あなたが悪い! 間違っているのはあなた! 私を否定するな! を証明しきるまで、やるのです。

そして、その言動は大きく分けて、「不愉快の心理」と「不機嫌の心理」に分かれます。

要は、態度で相手を攻撃するのか、言葉で攻撃するのか、ということなのです。では、それぞれの心理について、述べます。

1.不愉快の心理

言葉で攻撃することを「不愉快の心理」と言います。

不安だから、怯えているから、相手の欠点捜して、言葉で攻撃します。責任転嫁して他者批判を繰り返すのです。

2.不機嫌の心理

一方「不機嫌の心理」は、相手を態度で攻撃します。

そうです。態度で「察しろ!」をやるのです。そして、察しない限り、この攻撃は終わりません。

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自己否定感情(パワハラの受け手の感情)

そして、ハラスメントの受け手は、これらの「不愉快の心理」「不機嫌な心理」からもたらされる、強制的で、無理やりなコミュニケーションを繰り返されるうちに、自己否定感情が強くなっていきます。

  • 自分はまだまだできていない
  • 自分はまだまだダメです
  • 私なんかダメです。
  • 私なんかできてません

実は、ハラスメントを受けてうつ病になる人は、こういう自己否定の言動を繰り返す傾向があります。心が受け付けていないために、以下の言動をとります。

このように、ストレスを貯め続けさせられるので、場合によっては、メンタル疾患になったり、自死に至ったりするケースもあるのです。

パワハラ加害者は、何故、ハラスメント行為をやめないの?

パワハラ行為は、無自覚無意識で行われることがほとんどです。そして、行為者自身もパワハラ行為で気持ちが満たされることはありません。しかし、パワハラ行為は、自分の欲求を満たすために行われるので、気持ちが満たされきれないと、パワハラをやり続けるという循環が生まれます。
そして、少しでも、気持ちが満たしそうな相手を無自覚に選んで、ハラスメント行為をやり続けることになるのです。

この一番の問題は、ハラスメント行為者が、どのようになりたいのかさえ分からないことです。つまり、行為をする原因が分からない!ということなのです。
仏教に「無明」と言う言葉があります。その意は、「人間が根本的に持っている無知のことである。人生における人間の苦しみは、すべてこの無明から始まる」ということです。ここから考えたら、ハラスメント行為は無知から生まれているとも言えます。

  • どのように安心でいたいのか
  • どのように便利でいたいのか
  • どのように満足したいのか
  • どのように快適でいたいのか

これが、分からないまま恐れて怯えて、それを隠してハラスメント行為をしてしまうのです。「安心したいのに安心できない! 便利でいたいのに不便! 満足したいのに不満ばかり! 快適でいたいのに不快なことばかり! そして、その原因がわからない!」これがハラスメント行為を繰り返してしまう要因なのです。

まとめ

以上、ハラスメントの加害者の心理について、述べました。
ハラスメントを行う人は、その影響に気づいていないことが多々あります。ですから、企業として、ハラスメントの再発防止していくためには、ハラスメントの心理を知りつつ対応する必要があります。


もし、ハラスメントの対応で困っている企業の方いらっしゃれば、
ぜひ、私たちにご相談いただければと思います。

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    また、私たちのハラスメント研修を動画として公開しております。参考に、ぜひご覧ください。