ハラスメントの研修には、どういう目的を持つのが良いですか?
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私たち職場環境改善工房は、以下のお電話で、企業様や個人さまのハラスメント対応の相談を承っております。
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私は、2023年4月に行われる、春日井市議会選挙に挑戦する予定です。
目次
意識づけとして「誰でもハラスメントはやってしまう」ことを教えることは大事
意外と知られていませんが、裁判で「ハラスメント」と認定されてしまう基準は非常に低いものがあります。私たちが研修で使っている例をご紹介します。
ハラスメントの言動は、「不法行為」に該当するかどうかで判断するのですが、率直に言ってちょっとした言い過ぎ・行き過ぎな言動が裁判ではハラスメントと認定されてしまうのが現状です。
ですから、意識づけとして「誰でもハラスメントはやる!」という意識づけをすることが、非常に大事です。その上でハラスメントをしないように教育をしていくことが大事なのです。
法律が企業に義務づける「ハラスメント防止措置」を知る
ハラスメント防止法は、企業に以下のハラスメント防止措置を講じるよう、義務付けています。
- 未然防止(厳罰化と社内周知)
- 1 事業主の方針の明確化及びその周知・啓発
- ⑴ 職場におけるハラスメントの内容・ハラスメントがあって はならない旨の方針を明確化し、管理・監督者を含む労働者に周知・啓発すること。
- ⑵ ハラスメントの行為者については、厳正に対処する旨の方針・対処の内 容を就業規則等の文書に規定し、管理・監督者を含む労働者に周知・啓発すること。
- 1 事業主の方針の明確化及びその周知・啓発
- 再発防止(相談窓口の設置と、相談に対する適切な対応)
- 2 相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備
- ⑶ 相談窓口をあらかじめ定めること。
- ⑷ 相談窓口担当者が、内容や状況に応じ適切に対応できるようにすること。 また、広く相談に対応すること。
- 3 職場におけるパワーハラスメントに係る事後の迅速かつ適切な対応
- ⑸ 事実関係を迅速かつ正確に確認すること。
- ⑹ 事実確認ができた場合には、速やかに被害者に対する配慮の措置を適正に行うこと。
- ⑺ 事実確認ができた場合には、行為者に対する措置を適正に行うこと。
- ⑻ 再発防止に向けた措置を講ずること。(事実が確認できなかった場合も同様)
- 2 相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備
そして、社員としても、会社に課せられているハラスメント防止措置について、知る必要があります。というのは、特に相談窓口について義務付けていることを知る必要があります。
- 相談窓口の設置
- ハラスメント相談に対して迅速に対応すること
- 相談に対して、改めて再発防止措置を講ずること(ハラスメントの事実が認められなくても)
を知らないと、仮にハラスメントの相談を受けたりしたときに、キチンと対応せず、知らぬ間にハラスメント防止法に反していた! ということになりかねないからです。
①ハラスメントしないよう心掛ける。
②ハラスメントを受けたと思ったら、相談窓口に相談する
③ハラスメントの相談を受けたら、相談窓口に相談して対応してもらう。
実は、これが実践できていないと、ハラスメント防止法に反してしまう可能性が高くなるのです。ですから、ハラスメント防止法について、社員へ教育することは必要になってくるのです。
ハラスメントにならないコミュニケーションを実践する
また、ハラスメントを未然防止するには、ハラスメントにならないコミュニケーションを常日頃からとっていく必要があります。
しかし、それは難しいことではありません。ハラスメントの本質は「相手の価値を下げる」ことであり、そこには「触れ合い」「認め合い」などの相手の存在価値を認める働きかけが無いのです。
では、どのように「触れ合い」「認め合い」をしていけばよいのでしょうか。答えは簡単です。
自分から相手を「褒める」コミュニケーションをとっていくことです。
「褒める」の本質は、「相手の存在や価値や気持ちを認める働きかけ」です。ですから、「褒める」の方法もこんなにあるのです。
そして、相手の存在や価値を認めるためにも、相手のことを知ること、分かることが欠かせないのです。
このハラスメントにならないコミュニケーションも研修で教えていく必要があります。
ハラスメントの心理を知る
また、ハラスメントをしてしまう心理についても、知る必要があります。
なぜ、ハラスメントをしてしてしまうのか。その心理を知ることで、「褒める」コミュニケーションがなぜ必要なのか、分かるのです。
ハラスメントが起こる時、そこには相手の価値を下げて、自分だけが心理的優位に立とうとする働きかけが存在します。
不安や怯えから、自分だけが優位に立とうとし、正当化するのです。特にハラスメントをしているときは、
私正しい/あなたが悪い
私正しい/間違っているのはあなた
私悪くない/悪いのはあなた
私間違っていない/間違っているのはあなた
私間違っていない/私を否定するな
と、自分を正当化する心理が働き、そのためにハラスメントを無意識・無自覚にしてしまっているケースが多いのです。
こういうハラスメントの心理を、研修で教えることも必要です。
まとめ
ハラスメントの研修には、それを防止していくために
- 法律
- コミュニケーション
- 心理
を教えていく必要があると思っています。ハラスメントの研修を検討している会社さまがございましたら、一度、私たちにご相談ください。
以下のメールフォームからご相談ください。