正論なのにハラスメントとなってしまうのは、どうしてでしょうか?
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私は、2023年4月に行われる、春日井市議会選挙に挑戦する予定です。
正論だとは思うが、追い詰められる・・・・というコミュニケーションもあります。正しいけど、心がなぜか受け入れられないことがあるのです。 そんな「正論なのに、ハラスメント⁉」について、お話いたします。
目次
正論ハラスメントとは、ハラスメントに「正論」が加わったもの。
正論ハラスメントは、別名「ロジカル・ハラスメント」とも言います。簡単に言えば、
正論を振りかざして相手を追い込んでしまうハラスメントです。
正論なのだから、言われてしまう側に問題がある! ハラスメントではない!と思う人も多いでしょう。但し、正論ハラスメントの本質は、「正論」を使って、自分を守っているだけだという事です。そして自分を守るために「自己正当化」し、相手を追いつめてしまうのです。
そして、正論ハラスメントを受けた側は、自分の言い分を相手に伝えることも、言う事が出来ず、メンタルが追い込まれていくのです。
企業としても、扱いが困る「正しさ」前提のハラスメント
一度、パワハラの定義を見てみましょう。
この定義から見ると、正論を述べているところで「業務の適正な範囲を超えていない」となるので、正論ハラスメントがパワハラと認定しがたいところがあるのです。
正論ハラスメントが企業として扱いが困る理由です。
正論ハラスメントが、なぜ「ハラスメント」であり、問題なのか。
しかし、正論ハラスメントは、次のような構造を持っています。
正論ハラスメントの構造
- 私正しい/あなたが悪い
- 私正しい/間違っているのはあなた
- 私悪くない/悪いのはあなた
- 私間違っていない/間違っているのはあなた
- 私間違っていない/私を否定するな
つまり、ここでいう「あなたが悪い」「間違っているのはあなた」「悪いのはあなた」「私を否定するな」という言動で、論理的に相手を論破するのです。
そして、ハラスメントをする人間の行動パターンに「論理」を加えると、本質的にハラスメントと何ら変わりのないことが分かるのです。
ハラスメントする人間のコミュニケーションの取り方
パワハラをしている人間は、無意識無自覚で、その行動をしているから、気づかない。
ハラスメントをする人間は、自分を正当化するために、強制的で、無理やりなコミュニケーションを取る。しかも、無自覚に・・・
実は、正論ハラスメントは、実はこのコミュニケーションに「正論」が加わっただけなのです。そして、自分だけが心理的に優位に立とうとしているから、問題なのです。
ハラスメントの心理から「正論ハラスメント」を見る
では、ハラスメントの心理から「正論ハラスメント」を見てみましょう
そもそも、ハラスメントは「恐れ・怯え」から行われる言動です。そして、相手を値引いて、他者を否定します。
ハラスメントの背景には、その行為者が隠している「怯え・不安」があります。
そして、自分だけが心理優位に立とうとして、その方法・手段として「嫌み・皮肉・否定・批判・非難・攻撃・無視・無関心」といった行為をしてしまうのです。
ハラスメントでも、言葉を発するタイプのものは、自己正当化に終始し、 否定・批判・非難・攻撃などの手段を用います。
また、ハラスメントにおいては、言葉にせず、態度で行われるものがあります。
こういう場合、何も言わずに、雰囲気を醸し出して、相手を攻撃するのです。
つまり、正論ハラスメントとは、ここで記された最も恐ろしい正義感に「正論」が重なっているに過ぎないのです。
そして、相手の価値を徹底的に下げてくるのですから、正論ハラスメントを受け続けるとメンタル疾患にかかる可能性も出てくるのです。
参照記事の案内
尚、以下のページも参照いただければと思います。
まとめ
正論ハラスメントは、「正論」ゆえに、相手を追い詰めていきます。しかも精神的に追い詰めていくものであり、企業として相談を受けても、対処しにくいハラスメントでもあります。
こういうハラスメントにどう対応して良いのか分からない場合は、是非、私たちにご相談いただければと思います。
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