パワハラとセクハラは、つながる時がある。

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ハラスメントの無い企業の定義
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企業様のパワハラ研修・パワハラ防止のご相談を承っております。
メール・電話窓口は以下から!

私たち職場環境改善工房は、以下のお電話で、企業様や個人さまのハラスメント対応の相談を承っております。
対応時間は、平日の10:00~18:00です。※但し、すぐに出られない時がありますので、その時は折り返します。

また、メールでのご相談は、以下からも可能です。

ちなみに、ご相談に対応するコンサルタントのプロフィールは、こちらになります。

パワハラがともなったセクハラがある。

「セクハラ」と言うと、性的な言動が伴った嫌がらせと言うイメージがあります。
それはそれで正しいのですが、職場は業務を行う上でパワーバランスが発生するため、優位性を背景にしたセクハラが発生します。

ですから、場合によっては「セクハラなの? パワハラなの?」と迷ってしまうケースもあるでしょう。

しかし、そこは心配いりません。優位な立場があって、セクハラをした場合は、セクハラ・パワハラ双方で対応した方が良いのです。

セクハラ・・パワハラ・・個人相談から見えてくるもの。

私たちは、企業様に対するハラスメント防止のコンサルタントをしていますが、1000人以上の方の、個人相談にも対応してきました。 個人相談も、場合によっては裁判立案まで関わることがあり、現実のハラスメントの現場を生で見てきた経験が、企業様の信頼を得ることに繋がっています。個人相談の経験をもとにしたコンサルティングは、企業様からすれば得難いものだからです。

個人の方の相談にのっていると、分かることがあります。

セクハラかパワハラか区別がついていない人が圧倒的に多い!という事です。

どういうことかと言うと、上司や先輩など、立場が上の人がハラスメントを受けているとき、パワハラの中に、ところどころ性的言動が混じるケースがあります。そういうときに、セクハラにあたる言動も「パワハラ!」と感じ続けていることが多いのです。
また、パワハラでも性的言動が多く、継続している場合は、「セクハラ!」と感じる傾向が多いのです。

だから、私たちは個人相談において、「パワハラ!」と言われる方に、相手から性的言動をされていないか、お伺いすることがあります。

セクハラは、セクハラ防止法などでも定義づけられていますが、私たちは性的言動があったかどうかでセクハラの判断をしています。

なぜ、こういう考え方をし始めたかと言うと、セクハラ防止法とパワハラ防止法の中小企業への施行のタイムラグがあるからです。
現時点(2021年7月9日)において、セクハラ防止法は施行されていますが、パワハラ防止法は中小企業には施行されていません(2022年4月施行)。

つまり、労働局などの行政から指導などをさせようと思ったら、パワハラでとらえるよりもセクハラで捉えた方が良い場合があるのです。 だからこそ、パワハラの中に性的言動があったかどうかを探り出すことは、とても重要なのです。

ハラスメントの心理から見ると、セクハラもパワハラも同じ

実は、ハラスメントの心理、から見ると、セクハラもパワハラも同じなのです。
その点を見ていきましょう。

ハラスメントの本質は、自分だけが心理的優位に立とうとすることです。砕けていえば、相手のことは考えずに、一方的に自分の凄さや正しさを押し付けるのです。

ハラスメントの根本にあるのは、不安・怯え=劣等感です。それを隠して、相手の価値を下げるため嫌み・皮肉・否定・批判・攻撃無視・無関心といったコミュニケーションを取ります。無意識無自覚に行われることがほとんどです。

セクハラの場合は「性的言動」で相手の価値を下げているのです。

ハラスメントが言動としてされる場合、自分を正当化し、責任転嫁します。正当化するのですから、ハラスメントをしたという過ちを認めることは絶対にしません。無意識・無自覚で行われるので、自分の言動が相手を傷つけることにも無関心です。

雰囲気で相手を攻撃します。「俺の気持ちを察しろよ!」と態度で攻撃します。
セクハラの場合、不快を言葉で伝えた瞬間に、相手がこの不機嫌の心理で、言葉を発しなくなるというケースも見られます。

実は、ハラスメントの心理から見ると、セクハラとパワハラは、「性的言動」が含まれているか、そうでないかの差しか違いがありません。

このように見てくると、パワハラとセクハラの差は、パワハラ行為に「性的言動」が伴っているかどうか、ということになります。

パワハラもセクハラも、相手の価値を下げているという点では、本質的に同じ。

「きれいだね」「かわいいね」といった誉め言葉がセクハラと捉えられるのではないか? といった声もよく聞きます。しかし、それは相手の人間性をキチンと認めたうえで、褒めれば問題の無いことです。相手の機嫌を損なわないようにするために褒め言葉を使う人もいますが、それも相手の価値や存在を下げていると同じです。なぜなら自分だけを守るためのコミュニケーションだからです。

自分だけ心理的優位に立とうとするのは、即ち自分だけを守るということです。ハラスメントは、防衛本能から引き起こされます。自分だけを守るために相手の価値を下げるのです。セクハラかどうかというのは、相手の価値を下げる手段に性的言動が含まれているかどうかでしかありません。

まとめ

セクハラかパワハラかということよりも、一連のハラスメント行為の中で性的言動があるかどうか、という判断基準で判断した方がセクハラは分かりやすいと思います。

しかし、実際にどういう対応をしていいのか、わからない企業様も多いと思っています。そういう企業様は、是非、私たちにご相談いただければと思います。

ハラスメント防止についての、お問い合わせは、以下から願います。

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