コミュニケーション能力を言い換えたら、「経営」とどう結びつく?
人間は、コミュニケートする動物です。そして、経済活動をして、社会を維持します。という事は、コミュニケーションは、経営には欠かせないことなのです。今回は、経営から求められるコミュニケーション能力について、お話いたします。
目次
コミュニケーションの本質とは
コミュニケーションと言って、どういう事を思い浮かべますか?
私たちは、コミュニケーションについても、いくつか記事を挙げています。
コミュニケーションについて、私たちが挙げている記事
また、ネットでは、コミュニケーションについて、以下のような記事が散見されます。
コミュニケーションとは、どういうものか述べている、ネット上の記事
コミュニケーション(英: communication)とは、社会生活を営む人間の間で行われる知覚や感情、思考の伝達[1]。 あるいは単に、(生物学な)動物個体間での、身振りや音声、匂い等による情報の伝達[1]。
コミュニケーション - Wikipedia より
コミュニケーションは「双方向のもの」
コミュニケーション能力を高めようとすると、「相手にいかにうまく伝えるか」に意識がいきがちです。
コミュニケーション能力とは?高い人の特徴と鍛えるべき4つのスキル|グロービスキャリアノート (globis.ac.jp) より
しかし、コミュニケーションを考えるうえで最も大切なことは、「双方向のもの」であるということです。
相手への伝達だけでなく、「相手からの情報をいかに上手に(正確に)受け取るか」という観点も持っておきましょう。
実際、コミュニケーションはよく、キャッチボールに例えられます。思ったことや、感じたことを、言葉や文字などの「言語」、表情や身振りなどの「非言語」を使って、相手に投げたり、相手から受け取ったりすることによって交換し、お互いを分かりあうことだといえるでしょう。
コミュニケーションとは? | しごとのみらい (shigotonomirai.com) より
このように、一般的にコミュニケーションは、「意思伝達」の手段・方法と考えられることが多いです。しかし、どのような考えを持つにしろ、人間のコミュニケーションは「心」が大事になってきます。相手の気持ちを分かることも大事なのですが、人間には、以下のようなコミュニケーションの本質があるのを忘れてはいけません。
コミュニケーションの本質
コミュニケーションとは、動機や欲求を満たすための手段・方法である
つまり、自分のしたい、やりたい、逃げたい、避けたい、といった欲求を満たすための手段方法がコミュニケーションであるという事です。自分の気持ちを満たすために、コミュニケーションを図るのです。だからこそ、コミュニケーションには「心」が大事なのです。
コミュニケーションが「経営」に必要な理由
では、なぜコミュニケーションが「経営」に必要なのでしょうか。
経営には、ヒトもモノもカネも必要です。そして、モノもカネもヒトが使います。そしてヒト同士のコミュニケーションによってモノもカネも使われます。そう考えると、経営にとって、コミュニケーションは無くてはならないものなのです。
これは、以下のように考えることができるでしょう。
人は、モノやカネを使って、利益を生む。
そのために、ヒト同士のコミュニケーションは欠かせない。
ゆえにコミュニケーションは、経営にとって欠かせないのである。
ヒト同士がうまくコミュニケーションができなければ、モノやカネを使って経営はできにくいのです。
ある意味、「コミュニケーション経営」が必要なのです。
コミュニケーション経営 7つの要素
では、コミュニケーション経営とは何でしょうか? 人間の営みは様々なコミュニケーションから成り立っています。人とのコミュニケーション、モノとのコミュニケーション、カネとのコミュニケーション、様々ありますが、要はどういう良好な関係を作っていきますか? ということです。
コミュニケーション経営には、次の7つの要素があります。
コミュニケーション経営7つの要素
- 人(どういう人間関係をつくるか)
- モノ (どういうものを使うか。)
- カネ (どのように金を稼ぎ、使うか)
- 時間 (どのように時間を使うか)
- 環境 (どういう空間、環境が良いか)
- 方法 (どういう方法・手段を使うか)
- ストローク(自分にも相手にもプラスの影響を与えるコミュニケーション)
お金を使うことも、時間の使い方も、どういう方法を選ぶかもコミュニケーションです。自分が手に入れたいものを手に入れるために、自分がしたいことや、楽にすべきことをするために、ここまで緻密に考えてやる方が良いのです。
コミュニケーション能力を「経営」に結び付けて、言い換えたらどうなる?
結局のところ、コミュニケーションとは、自分の手に入れたいことを手に入れるための手段方法、と言えます。そして、「経営」とコミュニケーションの本質である「心」を結び付けたとき、コミュニケーション能力とは以下のように言うことができます。
コミュニケーション能力とは、心とモノとカネを結びづける能力のことをいう
経営は「ヒト、モノ、カネ」と言います。人の心は「幸せ」を求めます。それをつなぎ合わせたら、経営から見たコミュニケーション能力は、心を充実させるために、お金とモノを使う能力と言えるでしょう。
しかし、ここには問題があります。モノとカネが無ければ、幸せになれない!ということになってしまうからです。でも、ご安心ください。あなたが、どう幸せになりたいのか、ありありと感じていれば、楽にモノとカネを使えるようになるからです。
人はモノやカネを基準にして幸せの物差しを作ってしまいます。実はそうではなく、あなたのなりたい幸せから、モノとカネとのコミュニケーションを図ることが、経営におけるコミュニケーション能力に繋がっていくのです。
まとめ
コミュニケーションの根源は「心」です。人間のコミュニケーション能力は、「心」の発達によってもたらされているとも言えます。ですから、経営においても、コミュニケーションの核は「こころ」なのです。
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