コミュニケーションの能力を向上させるために、必要な5つの心掛け

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パワハラの相談から、パワハラ防止のコンサルティングを行っている私たちは、コミュニケーションの問題について、常に取り組み、考えています。
パワハラ相談やパワハラ防止のコンサルティングを通して、私たちが考えている「コミュニケーション能力の向上」について、お伝えいたします。

そもそも、問題あるコミュニケーションとは何だろう?

いきなりですが、コミュニケーションに関する問いから始めましょう。

問い:コミュニケーションとは何でしょうか?

このような問いかけをされた時に、皆さんはどのように答えるでしょうか? 様々な答えがあると思いますし、意外と答えを出すのに四苦八苦すると思います。実際にコミュニケーションの本質が分かっている人は少ないと思います。実はコミュニケーションは、私たちの日常生活の中で使われているのに、明確なこれ!といったものが意識されない曖昧なものなのです。しかし、コミュニケーションの能力を向上させることが、生活や人生や仕事の質を上げることに繋がることを、私たちは感覚的に知っているのです。

では、コミュニケーションとは、どのように定義づければよいのでしょうか。様々な定義があるのですが、私たちは、このサイトで挙げられていた、コミュニケーションの定義に注目しました。

これは、非常にまとを得ていると思います。なぜなら、コミュニケーションは「言う 伝える」+「気持ち 感情」という2つの要素から成り立っているからです。

しかし、素直に感情や気持ちを表現できる人は少ないのです。特に人間と対するときには、何らかのストレスがかかっています。ストレスは不安や不満などのマイナス感情をもたらしますから、それを隠してコミュニケーションを取ろうとします。ということは、素直なコミュニケーションではなく、以下のようなコミュニケーションを取ることが多いのです。

マイナス感情による、コミュニケーションの取り方

  • 隠れたコミュニケーション
    自分に自信がなく、いつも誰かに注目してほしい思っている。相手優先で、自分に対してマイナス思考である。
    このタイプには、うつ病などのメンタル不調になるケースが多い。一見、協調性があり、謙虚さが備わっているように感じるが、その背景には恐れや怯えの感情が強く潜んでおり、表面的な付き合いはするが、相手を操作・コントロールして構ってもらおうとする。
  • 拗れたコミュニケーション
    自分には自信があるが、相手に対してはマイナス思考で、常に弱点や欠点を探している。自己中心的で、自己正当したり、相手に責任転嫁するコミュニケーションをとる。尋問したり、押し付けたり、他者を批判するようなコミュニケーションを取る
  • 歪んだコミュニケーション
    人を疑ってばかりで、信じることができない。自分に自信が無く、相手を受け入れることができない。妬みや嫉妬心を持ちやすく、被害妄想や被愛妄想(間違った思い込み)をもつ。

これらのコミュニケーションを具体的に示すと、以下のようになります。

マイナス感情による、コミュニケーションの取り方を具体的に示すと・・・

隠れたコミュニケーションとは、具体的に

  • 自分に対して・・・・仕方ないなあ~と言って言い聞かせる。悩む。迷う。必要以上に何かを思い込ませてやろうとする。グズグズする。やらなきゃ。しなきゃ。やけくそ。まあいいか。妥協。諦め。もういいや
  • 相手に対して・・・・やってるふり。やるふり。しているつもり。あ~あ、またか。やっぱり。どうせ。仕方がない、まあいいか。あきらめ。妥協。やらされる。義務的。やらされ感。怒りでやる。拒絶感をもつ。嫌悪感を持つ。ストレスが溜まる。

拗れたコミュニケーションとは、具体的に

  • 自分に対して・・・・拒絶・拒否・トラブル・裏切り・敵意・憎しみ・うらみ・憎しみ・暴行
  • 相手に対して・・・・強制的・無理やり・頭ごなし・押し付ける・責める・あきらめさせる・威圧する・怯えさせる・委縮させる・拒絶させる

歪んだコミュニケーションとは、具体的に

  • 自分に対して・・・・だます・殺人・復讐・自殺
  • 相手に対して・・・・だって仕方ないだろう。驚かす。怒る。怒鳴る。同情させる。混乱させる。罪悪感を持たせる。責任を押し付ける。やって当たり前だろう。当然だろう

これらのコミュニケーションは、全て「自分だけが心理的優位に立とうとする」心理から起こります。

「自分だけが心理的優位に立とうとする」心理 については、こちらの記事も参照ください。

そうです。「自分だけ心理的優位に立つ」動機こそが、コミュニケーションに問題を引き起こしているのです。

スムーズなコミュニケーションは、
「自分にも相手にもプラスの影響を与える」

コミュニケーションは本来、スムーズである方が良いのです。なぜなら、スムーズなコミュニケーションには「心地よさ」があるからです。

スムーズなコミュニケーション

  • 自分が気持ちよく納得するために、自分と心地よくコミュニケーションをとる。
    (自分と自分とのコミュニケーション)
    • なりたい したい やりたい やってしまえ~ やってあげたい してあげたい
      プラスの解釈でコミュニケーションをとる 決断が早い ワクワク 嬉しい 気持ち良い
      夢 希望 期待 学ぶ 身につける 成長する 成功する 自己実現 挑戦する 頑張ろう
  • 相手に気持ちよく納得してもらうために、相手と心地よくコミュニケーションをとる。
    (自分と相手とのコミュニケーション)
    • なるほど それいいね~ それはそうだ。うん分かった。やろうやろう 面白そう
      笑顔 優しい顔 気持ちよさそう 楽しそう プラスの解釈でコミュニケーションをとる
      理解できる 受け入れる 認める 質問力 提案力 説得力 協力できる 共鳴できる
      協調できる 言葉で素直な意思を言う

自分が自分と心地よくコミュニケーションをとり、相手と心地よくコミュニケーションをとる

ここには、「自分で自分のことを好きになる」「自分から相手のことを好きになる」という普段からの心構えと実践の上でなりたつ、「自分にも相手にもプラスの影響を与えるコミュニケーション」があるのです。

コミュニケーション能力を向上させるために、身につけるべき5つの能力

自分にも相手にもプラスの影響を与えるためには、次の要素が必要です。

  • 好きになること。好かれること
  • 意思や気持ちを素直に言う。素直に受け取る

自分から相手を好きになるには、良いところを積極的に見つけて、それを素直に言うことが大事です。そして、相手の気持ちを受け取ることも大事です。だからこそ、コミュニケーション能力を高めるには、次の能力が必要です。

普段から、誰とでもスムーズなコミュニケーションを取るために、身につけるべき5つの能力

  1. どんな人でも好きになる能力
  2. どんな人からでも好かれる能力
  3. 自分の意思を素直に発信できる能力(自分の意思を言う能力)
  4. 相手の意思を素直に受け取る能力
  5. 一人でも多くの人達と交流できる能力

好きになるということは、嫌いな人も好きになる、苦手な人でも好きになるということです。
そして、素直に自分の意思や感情を伝え、相手の気持ちや意思を受け取ることで、一人でも多くの人たちと交流できる能力が身につくのです。

コミュニケーション能力を向上させる、5つの心掛け

では、どのような心がけと実践で、これらのコミュニケーション能力を向上させることが出来るのでしょうか。

基本的には、前向きなエネルギーと素直さが最低限必要です。その上で、次の心掛けを実践することが、コミュニケーションを向上させるのです。

コミュニケーション能力を向上させる、5つの方法・手段(心がけ)

  1. 自分を成長させていく
  2. どんな人からでも学んでいく
  3. 人の欠点や悪いところを見るのではなく、その人の良い点を発見していく。
  4. 人の意見や考えを聞き逃すのではなく、取り入れて、実生活で実践して何らかの役に立てる
  5. 人から学んだことを率先して実践し、その良いところを人に教えてあげる

これらの実践をシンプルに言えば、「相手の良いところを自分から率先して発見し、良いところは良いと褒め、それを自分でも実践し、人にも教えていく」ということなのです。

まとめ

コミュニケーション能力を向上させるためには、実践が必要です。実践を通してコミュニケーション能力を高めていくのです。自分にも相手にもプラスの影響を与えるということは、まさしく日々の自分を成長させていくことに他なりません。

私たちはコミュニケーションに関しても、企業様・個人の方に様々なご提案をさせていただいております。

コミュニケーションにお悩みの企業様・個人の方は、是非私たちにご相談ください。

ハラスメント防止の研修とコンサルティングを行っています。

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