パワハラ防止の研修は、どのようなものが良いですか?

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ハラスメントの無い企業の定義
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実践的に、ハラスメント防止ができるものが良い研修

現状のパワハラ防止研修は、「何がパワハラにあたるのか/あたらないのか」に注力しがちです。しかし、それはハラスメント防止の観点から言って、意味がありません。

私たちは、個人相談の経験(場合によっては、裁判サポートまで行います)から、判例、心理学、ハラスメント防止法を駆使し・・・

「誰でもハラスメントをやる」

という大前提の中で、ハラスメント防止の研修を行います。その方が、普段の取り組みレベルからの実践的な研修ができるのです。

研修で教えるべきこと

ハラスメント防止研修で教えるべき「基本」を私たちは以下のように考えています。

  • ハラスメント防止法が企業に義務付けていることを教えること。
  • ハラスメントの実例を紹介している。
    • パワハラの定義 セクハラの定義 マタハラの定義
  • ハラスメントを防ぐコミュニケーションの基本
    • 「褒めるコミュニケーション」
  • ハラスメントに遭ったら、どう対応するか。
    • 会社のハラスメント相談窓口に相談すること

ですから、私たちは上の基準を教えているかどうかが、良いハラスメント防止研修の基準だと考えています。

では、私たちが実際に教えている研修の内容を紹介しましょう。

法律上の知識とハラスメントの実例

私たちは、ハラスメント防止研修の中で、ハラスメント防止の基本的な法律上の体系と、どういう言動が裁判でハラスメントとされるのかを、教えています。

ハラスメント防止法が、企業に課していること。

ハラスメント防止法が企業に課している義務は、まとめると以下になります。


パワハラ防止法が企業・法人に義務付けること
事業主の方針の明確化及びその周知・啓発
 ⑴ 職場におけるハラスメントの内容・ハラスメントがあって はならない旨の方針を明確化し、管理・監督者を含む労働者に周知・啓発すること。
 ⑵ ハラスメントの行為者については、厳正に対処する旨の方針・対処の内 容を就業規則等の文書に規定し、管理・監督者を含む労働者に周知・啓発すること。
相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備
 ⑶ 相談窓口をあらかじめ定めること。
  ⑷ 相談窓口担当者が、内容や状況に応じ適切に対応できるようにすること。 また、広く相談に対応すること。
職場におけるパワーハラスメントに係る事後の迅速かつ適切な対応 
 ⑸ 事実関係を迅速かつ正確に確認すること。
  ⑹ 事実確認ができた場合には、速やかに被害者に対する配慮の措置を適正に行うこと。
  ⑺ 事実確認ができた場合には、行為者に対する措置を適正に行うこと。
  ⑻ 再発防止に向けた措置を講ずること。(事実が確認できなかった場合も同様)
併せて講ずべき措置
 ⑼相談者・⾏為者等のプライバシーを保護するために必要な措置を講じ、周知すること
 ⑽事業主に相談したこと、事実関係の確認に協⼒したこと、都道府県労働局の援助制度の利⽤等を理由として解雇その他不利益な取扱いをされない旨を定め、労働者に周知・啓発すること。

これらの中で、一番重要なのは、相談窓口です。相談窓口をキチンと機能させることを、ハラスメント防止法は求めているのです。

相談窓口の重要性を伝えることも、研修では重要。

では、相談窓口に求められていることは何でしょうか?

  • ハラスメント相談に対して、迅速に対応する
  • 再発防止策は講じなければいけない
    • ハラスメントの事実が認められなくても、再発防止策を講じなければいけない

相談が寄せられた時から、再発防止策までの流れは、以下のようになります。

https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000611025.pdf

じつは、相談窓口を機能させることをハラスメント防止法が厳しく求めている事実を企業関係者は知らないことが多いのです。

ですから、相談窓口の機能についても、研修で教えていく必要があります。

ハラスメントを防ぐコミュニケーションは、「褒める」

「褒める」とは、言い換えると、心の触れ合いです。安心をもたらすコミュニケーションです。

  • 触れ合い
  • 認めあい
  • 分かり合い
  • 許し合い
  • 支え合い
  • ほめあい
  • 気づき合い
  • 気配り合い

ハラスメント行為に決定的に欠けるのは、「愛情」です。愛情とは、相手のことを知って分かって認めて褒めることです。
したがって、ここには「思いやり」もあります。

  • 知って  ・・・相手のことを知ろうとする。
  • 分かって ・・・相手のことを理解する。要約する(要は○○なんだね)
  • 認めて  ・・・相手の考え方を受け入れる、許可する
  • ほめる  ・・・相手の存在や価値を認める働きかけ⇒「褒めるを表現する」

この①~④のプロセスで、褒めることが思いやりのあるコミュニケーションになります。したがって、褒めるの方法・手段にも、これだけのものがあります。

褒めるの方法・手段・愛情・愛する ・誉める 
・励ます ・ねぎらう ・拍手する 
・信頼する ・任せる ・評価する 
・敬う ・あやす ・手を振る 
・正直な気持ちを伝える ・真心を伝える。
・挨拶をする ・話しかける ・相手の話を良く聞く。
・相手の目を見る。・うなずく ・微笑みかける 
・仲間に入れる ・一緒に喜ぶ ・手紙を書く 
・電話する ・プレゼントする

ハラスメント防止研修のレジェメ例

私たちの研修のレジェメ例をご紹介します。それぞれ、スライド式で流れます。

1.ハラスメント防止研修のレジェメ

(スライド式でご紹介します)

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2.ハラスメント相談窓口研修のレジェメ

(スライド式でご紹介しています)

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まとめ

ハラスメント防止は、①法律 ②コミュニケーション ③ハラスメントに遭った時の対応
を教え、実際の現場でハラスメントを解決する知識を習得させる必要があります。

パワハラ防止をはじめとして、ハラスメント防止研修は、私たち職場環境改善工房にお問い合わせください。

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