時短勤務を「迷惑」と思う社員への対応。
企業様のパワハラ研修・パワハラ防止のご相談を承っております。
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私たち職場環境改善工房は、以下のお電話で、企業様や個人さまのハラスメント対応の相談を承っております。
対応時間は、平日の10:00~18:00です。※但し、すぐに出られない時がありますので、その時は折り返します。
また、メールでのご相談は、以下からも可能です。
ちなみに、ご相談に対応するコンサルタントのプロフィールは、こちらになります。
私は、2023年4月に行われる、春日井市議会選挙に挑戦する予定です。
これは、【マタハラについて 企業向け】の記事です。
昨今、妊娠出産や育児・介護のために、時短制度や休暇制度を利用する人が増えています。
その一方で、人手が減ると業務の負担が増えるので、そのような社員を「迷惑」と感じる人々も増えています。
企業は、どのように対応すればよいのでしょうか。述べていきます。
目次
時短勤務は法律で認められている。
そもそも、妊娠出産や育児介護のために、時短勤務や休業することは、法律が認めているものです。
3歳未満の子供の育児や、要介護状態にある家族の介護のために、育児介護休業法を使って、時短勤務できる制度には、以下があります。尚、ここでは、休業等も含め、時短勤務と言っています。
①育児休業
②介護休業
③子の看護休暇
④介護休暇
⑤所定外労働の制限
⑥時間外労働の制限
⑦深夜業の制限
⑧育児のための所定労働時間の短縮措置
⑨始業時刻変更等の措置
⑩介護のための所定労働時間の短縮等の措置
それぞれが具体的にどのような制度なのかは、こちらをご覧ください。
また、妊娠した女性に対しても以下のような時短勤務が男女雇用機会均等法によって認められています。
①産前休業
②妊娠中及び出産後の健康管理に関する措置(⺟性健康管理措置)
③軽易な業務への転換
④変形労働時間制での法定労働時間を超える労働時間の制限、時間外労働及び休⽇労働の制限並びに深夜業の制限
⑤育児時間
⑥坑内業務の就業制限及び危険有害業務の就業制限
このように、様々な、時短勤務が法律で認められているのです。
時短勤務を「迷惑」と思うのは、マタハラにつながる。
マタハラとは、マタニティーハラスメントの略で、妊娠出産や育児介護をしている労働者に対する嫌がらせを言います。ただ、パワハラやマタハラと比べて特徴的なのは、
法律上、認められている制度の利用への阻害
が含まれている点です。つまり、時短勤務を「迷惑」と思うこと自体が、法に反し、マタハラにつながるのだという意識を作っていくことが大切なのです。
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時短勤務を迷惑と思っている例
私たちもハラスメント個人相談の中で、時短勤務を迷惑と思っている事例を良く聞きます。
ここでは似たような事例で、インターネットで紹介されていた事例を紹介しましょう。
これは、http://girlschannel.net/topics/647342/ というサイトから見出したものです。
1. 匿名 2016/02/16(火) 00:42:35
上司から『時短だから評価は最低ランク』と言われました。
時短だからお給料カットで働いているのに…
私は効率的に仕事をまわせるように頑張っているし多少無理もしていると
いう自負があるだけに、ショックでした。
私がどんなに頑張っても、時短で働く限り、評価は最低ランクなのか…
でも、会社側から見たら当たり前なのかな…確かに遠出の出張は不可能、
夕方以降の会議には出られない等の負い目はあります。
皆さんの会社では、どうですか?
6. 匿名 2016/02/16(火) 00:44:33
時短の人の分、他の人がフォローしてるんだよ
フォローしてる人が評価されるのが当然でしょ
8. 匿名 2016/02/16(火) 00:45:11
1の言い分おかしい
時短だから給料カットは当たり前なのでは
多少の無理ていどで評価が上がらないのも当たり前なのでは
10. 匿名 2016/02/16(火) 00:45:43
会社にしたら時短の社員ってどうなんだろ?
14. 匿名 2016/02/16(火) 00:46:18
なにそれ
短時間だから最低ランク? じゃあ短時間勤務で雇うなよ
99. 匿名 2016/02/16(火) 01:43:54
時短によって貢献できてない部分に対しては、給与カットとして応じてるわけでしょ。
なのにさらに、評価で時短を持ち出すのはおかしいよね、
好評価はムリとしても最低が前提ってどうなの?
このやり取りから見ても、時短は「迷惑・評価下がって当然」というマインドは、どうしても出てきてしまうのです。
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企業は、時短勤務を「迷惑」と思う社員に、どう対応すればよいのか。
では、このこのような時短勤務を「迷惑」と思ったり、評価を低く見てしまうような社員に、企業はどう対処すれば良いのでしょうか。
答えは・・・・
教育しかありません。
時短勤務に対して、社員の理解を深めていくためには、「教育」しかありません。
そもそも、時短勤務を「迷惑」と思う自体がマタハラに直結してしまうのですから、企業のコンプライアンスから見ても、時短勤務に対して、「教育」をしていくしかないのです。
私たちは、以下のようにハラスメントの研修を行っています。
まとめ
時短勤務やマタハラに対して、しっかりと教育をしてきたい!という企業様。
研修等を是非ご検討いただければと思います。
企業様でマタハラ研修をご検討のところは、是非、私たちにお問い合わせください。
お問い合わせは、以下のメールフォームからできます。
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また、私たちのハラスメント研修を動画として公開しております。参考に、ぜひご覧ください。