指導とパワハラの線引きを、どのように考えればよいでしょうか?
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目次
指導とパワハラの違い=線引きのポイントは、「愛情💓」「感動❕」
指導と、パワハラをどのように分けて考えるべきでしょうか?という質問を受ける機会があります。
外見的に(外から見て)、何がパワハラで何が指導なのかは、判別しづらいところがあります。
ですが、指導とパワハラの間には、明確に違いがあります。それは・・・「愛情があるかないか」です。
今回は、「愛情」をキーワードに、指導とパワハラの違いについて、述べます。
パワハラ防止研修で私が良くする質問
私がパワハラ防止研修で、受講者さんに、よく言う質問があります。
「愛情のあるパワハラって、どんなパワハラだと思いますか?」
「感動するパワハラを、見たり経験したことありますか?」
実はこれ、あえてやっている「いじわる質問」です。
いままで、この質問に対して、納得のいく答えを出した受講生はいません。
ただ、この質問をする目的はあります。指導とパワハラの境目は「愛情」や「感動」であるという事を自覚してもらうことです。
答えられない質問だからこそ、パワハラと「愛情」「感動」は相入れないことを体感します。
パワハラ行為と「愛情」「感動」の鉄則
パワハラ行為と愛情には、通底した鉄則があります。そして、パワハラ行為と感動にも通底した鉄則があります。
パワハラ行為と愛情の関係鉄則
「パワハラ行為には、愛情が無い」
「愛情を感じたとき、パワハラと感じない」
パワハラ行為と感動の関係鉄則
「パワハラ行為からは、感動は生まれない」
「感動したとき、パワハラと感じない」
「感動は、愛情と熱情から生まれる」
つまり、
パワハラ行為には愛情が無く、
パワハラ行為は、感動を生まない
という大鉄則があるのです。ということは、言い換える次のようにも言えます。
- 愛情は、「相手への思いやり」でもあり、
- パワハラは「自分だけを守る」行為である。
自分だけを守って、相手の思いやりが欠けている。それがパワハラの本質なのです。
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指導は教育=愛情。
パワハラは「自分だけのストレス解消」
パワハラの言い訳は「指導の一環だった」
そうすると、パワハラと指導の境界線は自ずと分かってきます。簡単に言えば、愛情があるかどうかなのです。
愛情とは、一言で言えば、「相手の存在や価値を認める働きかけ」と言えます。
愛情を表現することは「褒める」とも言えます。そして、褒めるにも様々な方法・手段があります。
厳しい指導にも、その根っこに愛情があれば、「パワハラ」にはなりません。
しかし問題は、指導に愛情が伴なっていない時、自らを正当化し、自分だけを守ろうとすることです。
パワハラは、結局のところ、「自分だけを守る行為」でしかありません。そして、正当化の言い分として「指導の一環だった」があるのです。
「指導の一環」という言い訳を見破るコツ
パワハラ行為を「指導の一環」と言い訳してきたとき、それを見破るコツがあります。
「指導の一環」を見破る質問
・その言葉を言って、どうなって欲しかったの?
これに対して、明確な答えが出なかったり、答えをはぐらかそうとしたりしたら、指導ではない可能性が高いのです。
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まとめ
結論を言うと、指導とパワハラの境目は、以下のようになります。
指導とパワハラの境目。
そこに愛情があるかどうか
愛情をもって、コミュニケーションを取っていくことがとても、大事なのです。
私たちは、パワハラ防止の為に、様々なコンサルティングや研修を行っています。
パワハラ防止で、どう対策して良いのか、お悩みの企業様。是非、私たちにご相談いただければと思います。
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