病院でのハラスメントの研修は、どのように選べばよいか。

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ハラスメントの無い企業の定義
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企業様のパワハラ研修・パワハラ防止のご相談を承っております。
メール・電話窓口は以下から!

私たち職場環境改善工房は、以下のお電話で、企業様や個人さまのハラスメント対応の相談を承っております。
対応時間は、平日の10:00~18:00です。※但し、すぐに出られない時がありますので、その時は折り返します。

また、メールでのご相談は、以下からも可能です。

ちなみに、ご相談に対応するコンサルタントのプロフィールは、こちらになります。

私は、2023年4月に行われる、春日井市議会選挙に挑戦する予定です。

病院におけるハラスメントの特徴・・有資格者によるハラスメントになるということ。

病院での有資格者同士のハラスメントになりやすい

という点が病院におけるハラスメントの特徴です。有資格者ゆえの起こりうるハラスメントとも言えます。

  • 医者→医者
  • 医者→看護師
  • 看護師→看護師
  • 医者→放射線技師
  • 放射線技師→無資格者

などなど

様々な組み合わせのハラスメントがあるのですが・・・、私たちのハラスメント相談の経験からは、医者を頂点として、ハラスメントが起こることが多いように思われます。

深刻なのは、患者からのハラスメント

でも、病院において深刻なのは・・・・患者からのハラスメントです。いわゆるカスタマーハラスメントなのですが、資格をもって業務をしている関係上、患者への対応には、非常に難しい対応が迫られます。

最近では、ペイシェントハラスメントという言い方もあります。

ペイシェントハラスメントに関する弁護士様の記事をご紹介します。

No.17/ペイシェントハラスメントへの対処法(その1)-その理論と実践- | 弁護士法人ふくざき法律事務所

No.17/2020.12.1発行弁護士 福﨑 博孝今回から7回にわたり、「ペイシェントハラスメントへの対処法-その理論と実践-」というテーマで筆を進めてみたいと思います。 …

No.18/ ペイシェントハラスメントへの対処法(その2)-その理論と実践- | 弁護士法人ふくざき法律事務所

No.18/2020.12.1発行弁護士 福﨑 博孝1 ペイシェントハラスメントという考え方(1)モンスターペイシェントと呼ぶべきではない理由ア  モンスターペイシェントは「性…

No.20/ペイシェントハラスメントへの対処法(その3)-その理論と実践- | 弁護士法人ふくざき法律事務所

No.20/2021.1.15発行弁護士 福﨑 博孝(2)何がハラスメントなのか(ハラスメントの違法性) ア  ハラスメントとは(一般論) ハラスメントとは「いじめ、嫌がらせ」…

患者からのハラスメントも、対応としては、大切になってきます。

病院のハラスメント研修は、患者からのハラスメントも想定した研修が、大切です。

ですから病院でのハラスメント研修に必要なことは、以下のことになります。

病院でのハラスメント研修に必要なこと

  • ハラスメント防止法が企業に義務付けていること
  • ハラスメント(パワハラ セクハラ マタハラ)の定義と掴むべきポイント
    • パワハラの定義 セクハラの定義 マタハラの定義
  • 病院特有のハラスメント
  • 患者のハラスメント
    • 患者のハラスメントの対応
  • ハラスメントの心理
  • ハラスメントを防ぐコミュニケーションの基本
    • 「褒めるコミュニケーション」
  • ハラスメントに遭ったら、どう対応するか。
    • 会社のハラスメント相談窓口に相談すること

通常のハラスメント研修と比べ、患者のハラスメントの対応も教えていくことが大事です。

私たちは、医療機関から患者様からハラスメントにどう対応するかの研修を何回か行ったことがあります。その時のレジェメの一部を公開します。

患者からのハラスメント研修のレジェメの一部

医療という信頼性第一の業務においては、患者様からの要求は人一倍厳しくなります。その根本にあるのは・・・安心したい!という欲求です。そこをいかに気づかせてあげるか!というのが、ポイントになってくるのです。

ハラスメントの心理

実は、こういう患者さんも含めた、ハラスメントの心理には共通項があります。画像で順にご説明します。

簡単に言えば、心の中にある無意識無自覚の「不安・怯え」の感情が、自分だけ有利に立ちたいと、ハラスメントの言動を引き起こしてしまうのです。

ハラスメントを無くしていくコミュニケーションの基本

では、ハラスメントを解消するには、どうすれば良いでしょうか。

ハラスメントを解消するコミュニケーションの基本

そうです。相手の求める「安心」に気が付いて、触れ合うコミュニケーション、愛情あるコミュニケーションをとることが大事なのです。

これは、病院内でも、患者とのコミュニケーションでも同じです。では、愛情あるコミュニケーションとは何でしょうか。

愛情あるコミュニケーションとは

自分や相手の価値や存在を認める働きかけ

のことを言う。

  • 自分で自分のことを認め、
  • 自分から相手のことを認める。

このコミュニケーションで、信頼感や心の温もりを増していくことを心がけて実践することが大事なのです。ですから、このコミュニケーションを「褒める」と言い換えると、これだけの褒める方法手段があります。

病院におけるハラスメント防止体制

もちろん、病院内のハラスメントを想定した研修も大事です。そして、これは通常のハラスメント研修に患者からのハラスメントをプラスするとよいでしょう。

むしろ大事なのは、病院内で、ハラスメント防止法に則って、どのようなハラスメント防止体制を作っていくかが大事です。ハラスメント防止法に基づき、ハラスメント防止体制を構築することが、研修をする前提にもなるのです。実際に多くの病院でハラスメント防止規定が作られています。

また、ハラスメント防止法は、以下の措置をとるように、各事業所に義務付けています。


パワハラ防止法が企業・法人に義務付けること
事業主の方針の明確化及びその周知・啓発
 ⑴ 職場におけるハラスメントの内容・ハラスメントがあって はならない旨の方針を明確化し、管理・監督者を含む労働者に周知・啓発すること。
 ⑵ ハラスメントの行為者については、厳正に対処する旨の方針・対処の内 容を就業規則等の文書に規定し、管理・監督者を含む労働者に周知・啓発すること。
相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備
 ⑶ 相談窓口をあらかじめ定めること。
  ⑷ 相談窓口担当者が、内容や状況に応じ適切に対応できるようにすること。 また、広く相談に対応すること。
職場におけるパワーハラスメントに係る事後の迅速かつ適切な対応 
 ⑸ 事実関係を迅速かつ正確に確認すること。
  ⑹ 事実確認ができた場合には、速やかに被害者に対する配慮の措置を適正に行うこと。
  ⑺ 事実確認ができた場合には、行為者に対する措置を適正に行うこと。
  ⑻ 再発防止に向けた措置を講ずること。(事実が確認できなかった場合も同様)
併せて講ずべき措置
 ⑼相談者・⾏為者等のプライバシーを保護するために必要な措置を講じ、周知すること
 ⑽事業主に相談したこと、事実関係の確認に協⼒したこと、都道府県労働局の援助制度の利⽤等を理由として解雇その他不利益な取扱いをされない旨を定め、労働者に周知・啓発すること。
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法律が事業主に課しているハラスメント防止の義務を教育していくことも大事です。

まとめ

病院においては、患者からのハラスメントも含んだハラスメント研修を行うのが良いでしょう。

病院でのハラスメント研修のポイント

患者からのハラスメントも含めたハラスメント研修ができるところを選んだ方が良い

もちろん、私たちにおいても、病院様のハラスメント防止のお手伝いをしておりますので、お声がけください。

ご相談は、以下のメールフォームから可能です。

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