パワハラの研修は、どういうところを心がければよいですか？
Yoshihiro Harada
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目次
パワハラを防ぐための研修を行う時の心構えとは
ハラスメント防止研修の肝は、まさしく「ハラスメントを防ぐ」ことに他なりません。ですから、どうやってハラスメントを防いでいくかに注力していくことが大事です。ですから、私たちはハラスメント防止研修の心掛けとして、以下を設定しています。
ハラスメント防止研修を行うための心構えの基本
- ハラスメントの本質を知る
- 誰でもハラスメントをしてしまうことを知る。
- ハラスメント防止は、「未然防止」と「再発防止」が基本
- ハラスメントを防ぐコミュニケーションは、「褒める」が基本
今日は、この点についてお伝えしていきます。
研修の効果：ハラスメントの本質を知ることが大事
ハラスメント防止の研修を行っている企業様は多いと思います。ですが、「どういうところを心がけて、研修に取り組めばよいの？」という疑問を持っている企業様も多いのではないでしょうか？
多くの人が見失いがちですが、基本的に、「人が輝くパワハラ」も「愛情のあるパワハラ」も存在しないのです。だから、いかにして「人が輝くか！」というところが主眼になってきます。
弊社では、ハラスメントの無い職場の定義を、以下のように定めています。
目指すべき道を定めて、愛情をもって進んでいけば、ありとあらゆる困難を乗り越えていけます。
ハラスメントの根底にあるのは「愛情が無く」「自分だけが優位に立つ」心理なのです。その動機がもたらすものは、
- 嫌味
- 皮肉
- 他者否定
- 自慢
- 自己正当
- 無視
- 無関心
という言動に繋がっていきます。実は、これらの言動は「ハラスメント」と認定される可能性が高いのです。
ある裁判例があります。ハラスメントとなる言動において、非常に有名な判例です。
これがまさしく、「嫌味」「皮肉」「他者否定」「自己正当」「無視」「無関心」のなれの果てです。
でも、人間機嫌のよい時ばかりではないので、無自覚にも「ハラスメントレベルの言動」を行ってしまうのです。これがハラスメントの本質なのです。
ハラスメントの研修で知っておくべきこと
ハラスメントは、誰でも「やってしまうもの」。
しかも、無意識で無自覚に
研修も、未然防止と再発防止に分ける。特に未然防止は重要
ということは、ハラスメント防止は
- ハラスメントを起こさないように心がける「未然防止」と、
- ハラスメントが起きた後の「再発防止」
双方の心がけをしっかりと意識づけることが大事なのです。
ですから、弊社では、ハラスメントを未然防止する心がけとして、「褒めるコミュニケーション」を実践するよう研修で指導しています。
ハラスメントを防ぐための「褒める」コミュニケーション
気持ちを分かってあげて、褒める！ 仕事を頑張っていることを認めて褒める！
褒める方法や手段は、実はかなり幅広いのです。その方法は無限大に工夫して編み出すことができる！と言っていいでしょう。
ハラスメント防止のための、「褒める」の実践
また、ハラスメントの無い職場を作るために、朝礼などで「褒める時間」を設けて実践するのもいいかもしれません。その実践を雑誌に寄稿したことがあります。
これは、弊社のハラスメント防止の考え方を端的に示したものですが、非常に分かりやすいと思います。
本来であれば長期的な視野をもって、ハラスメント防止を実施すべきなのです。
ですが、そこはやはり、基本から・・・・弊社はハラスメントの基礎研修として
- ハラスメントの法律的根拠
- ハラスメントの実例
- ハラスメントを防ぐコミュニケーション
を基本としています。（以下は、実際のレジェメです）
ハラスメント研修のレジェメ（スライド式で流れます）
まとめ
弊社は、代表がハラスメントに遭った経験から「ハラスメントを無くす！」という強い思いを持っています。そして、今でも年間100件以上のハラスメント相談を受けている実績から、より実践的なハラスメント防止研修を提案しています。
ぜひ、私たちにハラスメント対応のご相談をいただければと思います。
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