退職勧奨の手口や方法が「個別型」になりつつある。
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大企業における退職勧奨の手段方法が変化してきています。社会問題化しないように、より巧妙になってきています。最近の大企業の退職勧奨のあり方について、お伝えしたいと思います。
目次
退職勧奨の相談から見る、最近の傾向(手口や方法の変化)
私たちは、パワハラ相談において、「退職勧奨」のご相談にも、対応しております。
「退職勧奨」と言うと、昔で言えば、集団的に退職に追い込んでいく「追い出し部屋」のような手法が良く見られ、社会問題にもなりました。
追い出し部屋
しかし、最近では、ターゲットを集団的に一つのところに集めて追い詰めるという手法は少なくなり、個別に追い詰めていき、横の繋がりから情報が外に漏れないようなやり方になってきています。
昔は、集団的に、一つの部署に集めて退職勧奨をすることが主流だったのだけど・・・・・
今は、個別で、互いが「退職勧奨」されているとわからないようにしていくやり方が増えています。
私は勝手に今の退職勧奨のトレンドを「個別退職勧奨」と呼んでいます。企業からすると、社会問題化しないような手法が望ましいのです。
個別で「社会問題」にならないように・・・・
退職勧奨のターゲットは40歳以上のミドル管理職以上です。そして、社会問題にならないように、サイレントに進行していきます。
現在の退職勧奨の傾向
1 ターゲットをつくり、
2 同じ部署に2人以上にならないようにして、
3 個別に退職勧奨をしていく
つまり、退職勧奨対象者が横とのつながりを持たないようにしていくのです。
個別で退職勧奨をすることによる企業のメリットは以下が挙げられます。
- 継続して行うことができる。
- 社内の不安が広がらない
- 個別なので、秘密が保たれやすい。
つまり、一定のミドル層は、秘密裏に退職勧奨のターゲットにして、時が来たら、退職勧奨を行うこともあるのです。
良い条件を出して、退職しやすいように・・・・
最近の退職勧奨の傾向は、「退職しやすいように、交渉の余地を持たせる」こともあります。初めの条件からだんだんと譲歩して、退職しやすい環境を作っていくというところに特徴があります。孤立した環境で対応せざるを得ないので、追い出し部屋以上に、精神的にキツイところがあります。
今の退職勧奨の特徴・・・
孤独感の中、良い条件を少しずつだし、「退職しかない・・・」と追い込んでいく傾向がある。
まとめ
今の退職勧奨は、個別型であるゆえに、益々対応が難しくなってきています。退職勧奨でお悩みの方は、是非、私たちにご相談ください。