ハラスメントの心理から、どう改善へと向かえば良い?
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目次
ハラスメントとは、不法行為に該当する言動
ハラスメントの言動は、簡単に言えば、不法行為に該当する言動です。裁判例でいえば、以下の言動ですね。
もちろん、こういう言動が積み重なれば積み重なるほど、状況は悪化していくのですが・・・・現状の裁判では、些細な一言でも立証されれば「不法行為=ハラスメント」と認定されてしまうのです。
ハラスメントの心理
では、こういうハラスメントになる心理はどういうものでしょうか。
値引きの心理→不愉快の心理 不機嫌の心理
なのです。具体的には、以下のようになります。
この心理の詳細は、こちらでも詳しくお伝えしています。
要は怯えから自分を正当化し、自分だけが有利に立とうとするのです。ここには大きな問題があります。
- 触れ愛
- 認め愛
- 分かり愛
- 支え愛
- 褒め愛
- 気づき愛
- 気配り愛
が無いのです。双方が愛情を交わすコミュニケーションを取っていないのです。しかもハラスメントは、「自分だけが優位に立とうとするコミュニケーション」であるので、そこには触れ合いも認めあいもわかり合いもないのです。
ハラスメント改善の基本
では、どうすればいいのでしょうか?答えは簡単です。
お互いを認め合う関係を作っていくことが、ハラスメント改善の大基本となります。
そうです。褒めるということです。褒めるにもいろいろな種類があります。
褒めるとは、愛情を与える=心の栄養を与えるという事です。
普段から、「褒める」のコミュニケーションをしていくことが、大事なのです。
褒めるとは
では、褒めるとは、どういうことなのでしょうか。
「褒める」とは、相手の存在や価値を認める働きかけです。
そして、褒めることの前提として、相手のことを①知ろう②分かろう③認めよう と言う心がけの実践が必要なのです。
- 知って ・・・相手のことを知ろうとする。
- 分かって ・・・相手のことを理解する。要約する(要は○○なんだね)
- 認めて ・・・相手の考え方を受け入れる、許可する
- ほめる ・・・相手の存在や価値を認める働きかけ⇒「褒めるを表現する」
そして、再掲ですが、褒めるにも、これだけの方法があります。
褒めるの種類 | ・愛情・愛する ・誉める ・励ます ・ねぎらう ・拍手する ・信頼する ・任せる ・評価する ・敬う ・あやす ・手を振る ・正直な気持ちを伝える ・真心を伝える。 ・挨拶をする ・話しかける ・相手の話を良く聞く。 ・相手の目を見る。・うなずく ・微笑みかける ・仲間に入れる ・一緒に喜ぶ ・手紙を書く ・電話する ・プレゼントする |
知ってもらえた~ 分かってもらえた~ 認めてもらえた~ という実感のある「褒める」をするためには、どういう褒めるの方法であっても、「私は、お前の〇〇を知っているぞ」「私は、あなたの〇〇を分かってるぞ」「私は、あなたの〇〇を認めているぞ」を褒めることを通じて表現することが大切なのです。
とどのつまり、相手にとって心の栄養となるコミュニケーションをとることが、ハラスメントにならない心温まるコミュニケーションになるのです。
パワハラをする心理に陥るのは、相手のことを「知ろう」「分かろう」「認めよう」という意思をもたないから。
パワハラは、本人も無自覚のうちに起こしてしまうものです。そして、パワハラ行為には、共通した特徴があります。
- (相手のことを)知ろうとしない・・知ろうとするフリはする(正当化する)
- (相手のことを)分かろうとしない・・分かろうとするフリをする(正当化する)
- (相手のことを)認めようとしない・・認めようとするフリはする(正当化する)
そして、強制的で一方的なコミュニケーションをしてしまうのです。そこには、「相手と関わらない」無視・無関心の行動も含まれます。
また、パワハラをする心理には、「知ろうとするのが怖い」「分かろうととするのが怖い」「認めるのが怖い」という怯えの心理も隠れています。そもそも、自分だけが優位に立とうとする動機があるので、知ろうとしたときに、分かろうとしたときに、認めようとしたときに、それを明らかにしてしまう怖さを隠しているのです。
そして、パワハラは、いつでも誰でも引き起こしてしまう可能性があることを、心に銘じておいた方が良いのです。
まとめ パワハラセクハラの無料相談を行っています。
以上、ハラスメントの心理から、どのように改善していくかについて述べたのですが、
率直に、ハラスメントを受けると、どのようにしたら良いか、分からないことも多いかと思います。
私たちは、常時ハラスメントの相談に応じていますので、ハラスメントでお悩みの方は、ご相談いただければと思います。
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参考記事
パワハラ・セクハラへの対応の私たちの考え方は、こちらの記事も参照ください。