「解雇する」と言う言葉を、どう捉えていますか?
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パワハラ相談の中で、よく「解雇を言われました!」と言う方がいらっしゃいます。しかし、「解雇」の意味を厳密に使い切れていない方が、ほとんどで、よくよく聞くと、解雇ではなく他の問題であることが良くあります。
本日は、一般の方が勘違いしやすい「解雇」と言う言葉について、お話いたします。
目次
プロが見た解雇の意味とは
私たちが見て、それが「解雇」と断定的に判断するのは、「解雇予告通知書」が発行されているかどうかで判断します。
解雇予告通知書とは・・・・
解雇通知書とは、会社が労働者に対し、解雇の意思表示を通知する書面のことです。 解雇通知書が届いてから解雇まである程度の期間がある場合は「解雇予告通知書」ともいいます。 解雇しようとする場合には、原則として、少なくとも30日前に解雇予告をしなければなりません(労働基準法20条1項に規定があります)。
解雇通知書・解雇理由証明書を受け取った際の対応について | リーガライフラボ (adire.jp) より
解雇予告は口頭でも良いとされていますが、口頭では証拠が残らず、結局、解雇以外で対応した方が良いケースもあるため、この「解雇予告通知書」に類する書面が発行されたかどうかで、判断します。
素人は、どういう時に「解雇」と勘違いする?
結局、心理的に「退職」に追い込まれるときに、人は「解雇された」とみなしてしまうのです。
職場で心理的に居場所が無くなると、人は「解雇されるのでは・・・」「私をやめさせようとしている」「解雇された」と感じます。
口で、「辞めろ!」と社長が言った時、「解雇された」と勘違いすることもあるのです。
しかし、口で「辞めろ!」と強く言われたとしても、後で「解雇はしていない」と言われるのが関の山です。
口で「辞めろ!」と言われたり、居場所が無くなるくらい追い詰められたりすると、人は「解雇された!」と勘違いしやすいんだ。
「解雇」と勘違いしやすい事例
「解雇された!」と勘違いしてしまい、結局のところ、次のような事例だった!というケースをご紹介しましょう。
解雇と勘違いしやすいケース
- 退職勧奨からの、退職強要
- パワハラ
要するに、退職を勧められているケースは、受けている側からすれば、「解雇」の言葉を使いがちです。また、パワハラを受けると、「辞めさせたいんだなあ・・・・・」と思って、解雇と言う言葉を使いがちです。
解雇の本質は、労働契約の使用者側からの一方的な解除を明確に意思表示すること。
では、解雇の本質とは何でしょうか?
実は、労働契約の一方的な解除を使用者側から、明確に意思表示することに他なりません。明確な意思表示がされたかどうかは、結局のところ、文書やメールなどで、キチンと意思が示されたか確認できるものが、出てきたかどうかにあるのです。
紙や「メール」は、カタチに残るよね。だから、私は「解雇」というと、紙でキチンと通知がされているかどうかをまず知りたいと思うんだよ。
まとめ
「解雇された」と言う言葉は、ある意味、その時の気持ちを表現しているとも言えます。解雇されたと思うほど、追い詰められている気持ちを代弁しています。
しかし、安心ください。私たちは、あなたの言う「解雇」の言葉の本質を知り、キチンと対応をさせていただきます。
パワハラに遭った、退職勧奨を受けている、解雇されそう… こんな時にぜひご相談ください。
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