パワハラにあたる言葉には、どのようなものがありますか?

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パワハラにあたる言葉とは、法的に言うと、「不法行為」に該当する言葉である。

パワハラにあたる言葉が、どういうものになるのか?と疑問に思う事もあるかと思います。

しかし、何が「ハラスメント/ハラスメントでないか」と日常生活の中で、明確に分けることはできないのです。ですから、私たちが一方的に「それ、パワハラですよ!」と決めつけることは、非常に危険なことです。

また、実際にパワハラかどうかという線引きで物事を判断してしまうと、問題が解決しないという点もあります。

裁判例で言えば、パワハラとは「不法行為(民法709条)」に該当する言動が、それにあたります。

パワハラと法律の関係を、図示してみましょう

つまり、個人の不法行為に該当する言動が、安全配慮義務違反として、企業の責任に直結し、ハラスメント行為が即、企業の責任にもなるのです。

パワハラ(不法行為)にあたる言葉とは。

では、パワハラにあたる言葉とは、どういう言葉なのでしょうか?
不法行為にあたる言動がパワハラにあたると言えますが、長年の判例の蓄積によって、基準が明確になってきています。

  • 優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
  • 業務の適正な範囲を超えて行われること
  • 身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること

これは、パワハラの定義なのですが、現実には、裁判ではパワハラと認められる言動は、非常に垣根が低いです。

  • 毎日、同じことを言う身になれ!
  • わがまま
  • 待っていた時間が無駄になった
  • 耳が遠いんじゃないか
  • 相手するだけ時間の無駄。
  • 反省しているふりをしているだけ。
  • 根本的に心をいれかえれば
  • 死んでしまえばいい
  • 申し訳ない気持ちがあれば、変わっているはず
  • 人の話を聞かずに行動、動くのがのろい
  • 指示が全く聞けない、そんなことを直さないで信用できるか
  • 何で自分が怒られているのかすら分かっていない。
  • 嘘を平気でつく、そんなやつ会社に要るか
  • 辞めればいい

これらの言動が、それぞれ、パワーハラスメントと認定されています・・・・
そうです、ちょっとした「行き過ぎ やり過ぎ」の言動が裁判ではパワハラと認定される現状があるのです。

これは、かみ砕いて考えると、「仕事に必要な言動なのか」ということです。ですから、下手すると、ちょっとした雑談がパワハラ認定されてしまうという可能性さえあるのです。

パワハラは、「言った、言わない」の世界になりやすい。

現実として、パワハラは以下の2パターンになりがちです。

①言った言わないの世界
②言ったけど、○○だったので、パワハラやセクハラではない。

特に、②は、自分を正当化し、言い訳をする、ハラスメントの典型的なパターンです。

心理的に自分が優位に立つことを動機とするので、ハラスメントを認めず、「言った  言わない」若しくは言い訳のオンパレードになるのです。

とある政令指定都市の市長の金メダリストに対するハラスメントと謝罪

ちなみに、「言ったけど○○だった」の典型的例は、後藤選手に対する河村たかし名古屋市長の金メダルかじり事件ですね。

この行為が、日本国中から非難(パワハラ、セクハラではないか!という批判もあった)を浴び、それに対して、謝罪会見をしたのがこちらです。

要は、セクハラとかパワハラだったという認識はなく、金メダルに対する憧れや愛情表現だったと言葉を濁しているわけです。
しかし、行為と言動は、十分にハラスメントと言えるわけですが・・・ここまで公の場で、ハラスメント行為をしてしまう珍しいです。
これは、ハラスメントが以下に、無意識・無自覚で行われるか・・・という事を示す点で、好材料とも言えます。

ハラスメントが形として残るのは、珍しいが・・無自覚無意識に残していることもある。

しかし、ハラスメントが形として残るのは、珍しいケースだと言えます。ほとんどのハラスメントが無形で行われるからです。
但し、ハラスメントは無意識無自覚で行われるので、メールやLINEというところで残ってしまうというケースもあります。そこで、私たちが受けた相談で、メールでパワハラやセクハラをしまくっていたというケースをご紹介します。

パワハラ・セクハラが言葉として残りまくりのメールたち。

ここで紹介するメールは、私たちが実際に相談で受けたメールを一部、個人情報が分からない形に変えたものです。非常にびっくりする内容です。

お先に失礼しますと言う挨拶の前に、
私がメールした内容の報告・連絡・相談事項が来ていない。
仕事をしろ
貴方の今後の処遇について、今晩社長と弁護士と協議してきた。
明日、貴方に対し不正経理の事態を問い、
今後は法的措置を視野に入れた対応をする。
また、貴方が不正経理をした内容を基に、告訴した場合、全てが公になることは当然。
上記行為は犯罪であり、見過ごすわけにはいかない。

貴方の頭はおかしいんじゃないのか。
人様のお金を盗み、平気な顔をしてのうのうと生きている貴方の気が知れない。
犯罪者なんだぞ貴方は。
不正経理が本日新たに発覚した。
何処までの性根が腐れきっているんだ。
明日弁護士と話をし、貴方の対応を決める。覚悟しておきなさい。
犯罪者として捕まるかもしれないことを、親族に話しておくことをお奨めする。
逃げ切れると思うなよ。

都合の悪い事から逃げる貴方の性格は絶対に許しません。
貴方がそのような態度に出るのであれば、貴方の犯罪行為を全て貴方のご家族に話しに行きます。
恥を知れ!恥を!!
やはり結婚するだけあって、貴方はSと同じ人間で
すね。

最近、貴方の予期せぬ噂を聞くようになりました。
上記を踏まえ、今後会社に損害が発生した場合や、損害を受けたと感じられた場合は、すぐに法的措置に移行させていただくことをお知らせいたします。
上記を踏まえ、会社に損害を与えたいとお考えなら、告訴させていただきます。
今回は警告にとどめておきますが、次回からは認められません。
日本は法治国家です。

デスクもまだ相当汚い!
中身は話にならないほど汚い!
上司より仕事を命じられたのだから仕事をしなさい!
ペナルティが増える一方ですよ。
仕事をしに来ているのだから、化粧をしなさい。
貴方の化粧は化粧じゃない!
社会人としては当たり前のことでしょう?
周りの方からあなたの口臭が指摘されました!
本日からは、清潔な口内にするために、朝はもちろんのこと、昼も食事後に歯を磨きなさい!
歯ブラシや歯磨き粉が無ければ、本日中に用意しなさい。
守れない場合、貴方の家族に全てを話しに行きます。
貴方は懲戒解雇対象です。世間体を考え、退職をお奨めします。

公私混同は絶対に許しません。
言い訳や愚痴を言いたいのなら、退職してから言いなさい。
退職届を書いても構いませんよ。
懲戒解雇にあたることをしているのは貴方なのですから。
会社には、足を引っ張るような社員はいりません。
また、横領、着服、偽装、隠蔽、捏造、虚偽の報告など、
貴方は人として、罪に当たる行為を繰り返しています。
子供を持つ親として恥ずかしくないのですか・・・・。

これは、一人の人間(男性)が一人の女性事務員に送り続けたものです。
ここまで、メールとして形が残る事例というのは、少ないのですが・・・・実際にあった事例です。

まとめ

ハラスメントがメールなどの形で残ることは稀です。その中で、映像やメールという形で残った事例というのは、非常に分かりやすいものです。

しかし、「見える化」ができないと、何がハラスメントでハラスメントでないかという判断は、不可能なのです。

ですから、ハラスメントで悩んでいる方は、是非私たちにご相談いただければと思います。

ハラスメントの無料相談を行っています。 企業様のハラスメント対応のご相談も承っております。

参考記事

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