パワハラと訴えられたら、どうすれば良いですか?
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突然、「パワハラです!」と直接言われたり、ハラスメント相談窓口や人事からハラスメントの事実調査を求められたりすると、戸惑ったり、困ったり、場合によっては、怒りに震えたりしてしまうと思います。
なにせ、パワハラしたと言われても、身に覚えが無いと思います。
しかし、パワハラは、無意識で無自覚にしてしまっていることが多く、パワハラ行為をした本人は、自己正当化(要は『ハラスメントなんかしていない!』と主張し続ける)に終始してしまう事も多いのです。
しかし、訴えられた側の自己正当化ほど、自分の首を絞めるものはありません。
今回は、「パワハラ」とか、「ハラスメント」と訴えられた場合に、どうすれば良いか、お伝えしたいと思います。
目次
パワハラと訴えられた時の心構え2つの基本
パワハラを訴えられた時にどういう心構えでいるべきか、というのは、実に重大な問題です。
この心構えを忠実に守っていれば、パワハラと訴えられても、むしろ評価が上がります。
パワハラを訴えられた時の心構え3つの基本・・・謙虚で誠実であること。
- パワハラをしたことを認めること。
少なくとも、不適切な言動を行ったことを認めること - 自分から謝り、二度とハラスメントと言われることをしないように実践すること。
- 会社の事実調査に積極的に応じること。
率直にパワハラをしたことを認めたほうが、有利なのです。
「有利」というのは、パワハラを認めず、「私をパワハラというあいつが悪い」という態度を取り続ける人よりは、遥かに状況が良くなるという事です。
私たちは、多くのパワハラ個人相談に対応してきましたが、その中には、「パワハラと訴えられて、かえって本人の評価が上がったケース」というのも体験してきました。
どういう時に、パワハラと訴えられても、自分の評価が上がるの?
- 不適切な言動であったことを、素直に認める。
そして、どういう原因で不適切な言動をしてしまったのかを自分で突き止める - 具体的に自分から再発防止策を立てて、実践する。
原因から、より具体的に、お互いの関係が良くなる再発防止策を自ずから立てて、実践する
「パワハラを認める」となると、抵抗があるかもしれません。ですが、パワハラと思われるほどの不適切な言動をしてしまったことを、素直に受け入れて認めた方が、最終的には、評価が高くなるのです。(もちろん、注意されるのですから、一時期的に評価が下がることは否めません。)
また、自分から積極的に再発防止策を立てて実践することで、周りから、積極性と成長する能力、人間性が評価されるようになってくるのです。
しかし、気をつけなければいけないことがあります。「ハラスメントハラスメント」への対応です。
気を付けよう、「ハラスメントハラスメント」!・・・誠実な対応を阻害するもの
ハラスメントハラスメントとは、「嫌だ、不快だ」と思った他者の行為や言動について、「ハラスメントだ」と過剰に主張する嫌がらせ行為 を言います。
ハラスメントハラスメントの特徴としては、以下があります。
ハラスメントハラスメントの特徴
- ハラスメントを主張して自己正当化に執着する
- ハラスメントをした相手が徹底的に追い詰められることに執着する
- 「俺がハラスメントされたのだから、あいつは追い詰められて当然!」というマインドに陥る
- 改善に協力しない。
- 事あるごとに「それもハラスメントだよね」「あんた、ハラスメントしているんだよ。本当に反省しているの?」と追い詰める。
要は、「ハラスメント」という言葉を盾に、相手を責め続け、自己正当化ばかりするのです。
ですから、初めから、相手を追い詰めるマインドで「ハラスメント!」と主張するときは、
率先してハラスメントをしないように再発防止を実践していても、理由をつけて「ハラスメントしたよね」「本当に反省しているの?」と追い詰めていくのです。
直接、「パワハラです」と言われた時はどうすれば良いの?
直接、「パワハラです!」と言われることもあります。いきなり言われると、どうしたらよいか困ることもあるでしょう。しかし、これは大基本とすべき対応があります。
「パワハラです!」と直接言われた時の対応大基本
- 「分かった。パワハラしたことを受け止めるから、一緒にハラスメント相談窓口に行こう」
パワハラ防止法の観点から見ても、パワハラと言われたら、企業の責任で再発防止をしなければいけないので、
適正に対応するために、一緒にハラスメント相談窓口に行った方が良いのです。
パワハラを認めず、「私をパワハラというあいつが悪い」という態度を取り続けると、どうなるの?
これは後々、自分の立場を悪くしていきます。
ハラスメントは、無意識無自覚で行われます。
ハラスメントは、自覚化しないと、再び起こしてしまう! という法則があるので、「パワハラしてません」とか「パワハラしてたと認めたくありません」という言動や態度を取り続けると、いつの間にか、再びハラスメントをしたり、周りに悪影響を与えたりします。
パワハラを認めないことで、出てくる悪影響
- 会社や組織を傾かせる
(問題を問題として捉えず、解決してこないことが積み重なることで出てくる。長時間にわたって出てくる影響) - 自分の立場が無くなっていく。【懲戒処分などがなされる】
(再度、ハラスメントを繰り返すので、組織として処分せざるを得なくなる。場合によっては、解雇などもある※ハラスメント(セクハラ)を繰り返し、降格・出勤停止処分され、その処分が最高裁でも認められた事例に、「海遊館事件」がある。)
しかし、このハラスメントを認めることができない人がほとんどなのです。そして問題は解決されないまま、うやむやとなり、別の形で悪影響となって出てくるのです。
まとめ
パワハラと訴えられたら、不快な思いをさせたことを誠実に受け止めて、対応しましょう。
最悪なのは、自己正当化することです。
そして・・・一番重要なことは、会社として再発防止に取り組んでもらう!ということです。
個人で謝るのではなく、会社として再発防止に取り組んでいく!、それに協力していく!という姿勢がとても大事なのです。
私たちは、パワハラ! セクハラ!と訴えられて困っている方々の無料相談も行っております。是非ご相談ください。
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